かわさき中小企業サポート短信
2012年2月号
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『昨(さく)の非を悔ゆる者は之(こ)れ有り、 (意)「過去の過ちを後悔する人はいるが、現在している |
かわさき中小企業サポート短信 2012年2月号
トピックス
社会保障と税一体改革とは(その1)
民主党は、安心と希望と誇りが持てる社会の実現を目指して、社会保障と税一体改革案を決定し与野党幹事長会談において、消費税増税を柱とした改革に関する事前協議を呼び掛けた。政府・与党の一体改革は、財源確保のために消費税率を2014年4月に8%、15年10月に10%に引き上げることを柱としているが、消費税増税は我々の生活に大きな影響を及ぼすことから見過ごすわけにはいかない。そこで、「社会保障と税一体改革」とはいったいどのようなものかを知りたいと思い、調べてみたのでその概要を紹介する。
以下は、社会保障と税一体改革案の概要である。
1.社会保障改革の必要性
現行の社会保障制度の基本的枠組みが作られた1960年代以降今日まで、①非正規雇用の増加等の雇用基盤の変化、②地域・家族のセーフティネット機能の減退、③人口、とりわけ現役世代の顕著な減少、④高齢化に伴う社会保障費用の急速な増大、⑤経済の低迷、デフレの長期化等厳しい経済・財政状況、⑥企業のセーフティネット機能の減退、といった社会経済情勢の変化によって生じた新たな課題への対応を通して、社会保障制度の機能を維持し制度の持続可能性を確保するための改革が求められている。
2.社会保障改革の基本的考え方
①全世代を通じて安心の確保を図り、かつ、国民一人ひとりの安心感を高める。
②公平・公正で自助・共助・公助のバランスにより支えられた社会保障制度の改革。
③給付と負担のバランスを前提とし、OECD先進諸国の水準を踏まえた制度設計。
3.社会保障と税一体改革の基本的姿勢
(1)社会保障の安定財源確保の基本的枠組み
①社会保障給付に要する公費負担の費用は、消費税収を主要な財源として確保。
②消費税収(国分)は、現在高齢者三経費に充当。今後は、高齢者三経費を基本としつつ、社会保障四経費(年金、医療、介護、少子化)に充当する分野を拡充。
③消費税収の使途の明確化
④2015年代半ばまでに段階的に消費税率を10%まで引き上げ。
(2)社会保障改革の安定財源確保と財政健全化の同時達成
○2015年度段階での財政健全化目標の達成に向かうことで同時達成の一里塚を築く。
4.社会保障改革の主な項目(就労促進、地方単独事業などの項目は割愛)
(1)子ども・子育て:子ども・子育て新システムの制度実施等に伴い、地域の実情に応じ
た保育等の量的拡充や幼保一体化などの機能を図る。
(2)医療・介護等:①地域の実情に応じたサービスの提供体制の効率化・重点化と機能強
化を図る。そのため、診療報酬・介護報酬の体系的見直しと基盤整備のための一括的
な法整備を行う。②保険者機能の強化を通じて、医療・介護保険制度のセーフティネ
ット機能の強化・給付の重点化などを図る。
(3)年金:国民的な合意に向けた議論や環境整備を進め、「新しい年金制度の創設」実現
に取り組む。
今回は、ここまでの紹介に終わるが、次回(3月号)は税制の抜本改革、改革のスケジュー
ル、社会保障と税一体改革についての問題点などについて紹介したいと考えている。
(松井利夫)
中小企業診断士・窓口相談(無料)のご案内
川崎市産業振興財団・川崎市中小企業サポートセンターでは、毎週火曜日(祝日に当たる火曜日は除く)に「中小企業診断士」がご相談に応ずる、「経営全般に関する相談窓口」を長年継続して開設し、中小企業の経営者や中小企業を起業しようと計画中の皆様を「ご支援」する役割を果たしてきました。
経営上の問題点や疑問点をお持ちの方は、是非一度、お気軽にこの相談制度をご利用になることをお勧めします。(対象は、川崎市内で事業を営んでいる方並びに川崎市で事業を始めようとしている方です)
この相談窓口は、毎週火曜日の午後<13:30-16:30>に開設され、「1企業当たり1時間」をメドとして、
◎当クラブ会員である「中小企業診断士」(=経済産業省所管の国家資格)が担当します。
本「窓口相談」をご利用になりたい方は、まず冒頭に記してある
◎サポートセンター・経営支援課(TEL:044-584-4141:主担当、深谷主査)
に電話をされ、ご相談になりたい内容の概略、ご希望の月日、時間などをお話されたうえ、日時の予約をしていただき、当日、
◎川崎市産業振興会館6階の窓口
(川崎市堀川町66-20。JR川崎駅西口から、JR線路沿いの道路を多摩川方向に徒歩7分)
にお越し頂きますと、担当の中小企業診断士がお待ちしています。
<最近のご相談内容の「傾向」>・・最近の「診断士」担当の窓口では、引き続き、サービス業、飲食業、製造業等の「創業」{新分野開拓}などを計画中の方々が、会社設立の手続き、創業資金調達のため金融機関等に提出する「申請書の書き方」、さらにそのベースになる「ビジネスプランの立て方=事業計画書の作り方」、「拡販のためのマーケティングプランの立案方法」などのご相談が大きな比率を占めています。
もちろん上記のような例に限らず、「中小企業診断士」による窓口相談では、市場拡大策、資金繰り改善策、事業承継問題、生産性向上策、海外展開、等々、あらゆる経営上の問題・課題につき、ご助言や支援をさせて頂いています。経営上、お困りの問題については、どんなことでも気軽にご相談にご来所ください。
もし、当日の担当者がお答えしきれない問題であった場合でも、次の手をご一緒に考えるなど、親身になってご相談に応じます。なお、お申し込みの際に、ご相談になりたい内容の概略を、サポートセンターの担当者にお伝え置き下さると、「窓口担当者」も事前の準備を行うなどして、当日、より有益な情報を相談者の方々に、提供できる機会が増えます。
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【「中小企業診断士」による2012年2-2012年3月の窓口相談】
窓口相談日は2月7、14、21、28、 3月6、13、27日です。
担当診断士は「下里 正人」会員と「足立 秀夫」会員が交代で行います。
◎「下里 正人」会員の担当日とプロフィール
担 当 日:2月7日、21日、 3月6日、27日、
得意分野:経営計画策定支援、資金繰り対策支援、教育・人材育成支援。
自己PR:大手メーカー勤務42年間に亘る、経理、人事、総務、販売、工場管理等幅広い経験、及び中小企業診断士としての経営相談・融資診断体験等を総合し、中小企業経営者に生きた助言を行います。
◎「足立 秀夫」会員の担当日とプロフィール
担 当 日:2月14日、28日、 3月13日、
得意分野:IT利活用、営業・マーケティング、経営計画作成。
自己PR:中小企業の業種・業態・規模にかかわらず、幅広い視点から経営計画作成や経営革新、販路開拓、IT活用、ISO認証取得、企業継続、創業支援等のコンサルティングを行っています。
どうぞお気軽に中小企業診断士による「窓口相談」をご利用下さい。
以上
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目標設定は「SMART」で
2012年もあっという間に1ヶ月が過ぎてしまいました。新年に目標を立てたという方もいらっしゃると思いますが、その進捗はいかがでしょうか。一方、3月に年度替りを迎えられる方も多いでしょう。2011年度を総括して、次のステップに思いをはせる時期でもあります。
そんな今の時期、ふと、「目標ってどんなふうに立てればいいんだろう」「どんな目標が自分(あるいは自社)に相応しく、いい目標と言えるんだろう」と素朴な疑問を持たれる方もいらっしゃるのでは? 目標の重要性については改めて確認するまでもないことですが、今回は「SMART」という切り口で目標設定する方法をご紹介します。
「SMART」とは、以下のように、良い目標の条件である5つのポイントの頭文字からとったものです。
1.Specific(具体的であること)
「誰が、何を、いつ、どのように行うか」を明確に決めます。目標と言うと、「頑張る」「努力する」という単語がお決まりのように出てきますが、これだけではどのように動いていいか戸惑うもの。実際に何をやるかが具体化されてこそ、初めの一歩が踏み出せます。
2.Measurable(測定可能であること)
目標設定しても、それが達成できたかどうかを判断できなくては無意味です。そのため、目標設定の際には客観的に測定可能な表現を心がけます。「前年比●%増(減)」などといった、売上げや経費削減の数字が設定できれば一番分かりやすいのですが、それが難しければ、せめて「何をもって達成とみなすか」をあらかじめ共有化しておきます。
3.Achievable(達成可能であること)
目標は高すぎても低すぎてもモチベーションがあがりません。「絶対に達成しよう」という気持ちがわき起こるよう、難易度や時間的・物理的制約を勘案した上で、たとえ難しくても十分達成可能なものを設定します。もちろん「現時点での力量」をしっかり把握しておくことが前提です。
4.Relevant(価値観と一致していること)
その目標が、自分が大事にしている価値観と一致していることが重要です。言い換えれば、「心の底から自分が望んでいる目標」であり、反意語は「押し付けられた目標」ということになるでしょうか。達成できたときに嬉しいのはどちらかは、明白です。
5.Time-bound(期限がついていること)
目標には期限を設けます。「近日中に」「中長期的に」といった曖昧な表現では、いつ目標達成の評価をしていいか分かりません。「いつまでに」を明確にすることが大事です。
この5つのポイントを意識することで、はじめて「頑張ります」「努力します」は説得力を持つのです。「SMART」を意識すればよりよい行動に繋がるはず、ぜひ試してみてください。
(中小企業診断士・社会保険労務士 高橋美紀)



