活動実績

ブランド力強化による販路拡大

支援内容の概要

プロフィール

寺野 仁
大手制御メーカで販売/マーケティング/品質保証に従事。主に新規事業/新製品開発等の製造業支援を行っています。

支援コメント

・会社の「強み」について、我が社に大した強みは無いと言う経営者の方が多くいます。それでは強みを長所と言い換えてみてください。継続している企業であれば必ず良い点をいくつも持っているはずです。その良い点(=強み)を発見し、より伸ばし、活用していくことで会社の発展が期待できます。
・強みを明確に認識できれば、それを基に色々な活用の応用場面があります。
 *販路開拓*売上拡大*新規事業展開*事業見直し*人財確保*事業承継 等
強みの発見・育成・活用について、まずはお気軽にご相談ください。
支援先の業界・規模:製造業 8人 年商1億円

経営状況・課題

・先代社長の急逝を受けての社長就任以来、リーマンショック等の経営危機を何度か乗り越えてきたが、往年に比べて、会社規模は大幅に縮小して現在に至ってる。          
・ここ数年は多忙であるのに赤字続きの状況にある。経費節減や製造原価管理の徹底に努めているが、赤字からの改善には至っていない。
・受注での「数次下請け」状況を脱却し、収益性の改善を図りたい。

<Before>

<After>


改善ステップ1

ブランド力の向上

会社の強みと顧客からの価値を整理し、訴求点を明確にしたうえで外部発信していくことがブランド力の向上につながる。今回は社長との幾度かの協議を通して、初めに「強み」の抽出を行い、また次に潜在顧客を大手製造メーカとすることで、訴求点の明確化を行った。訴求点は以下のように取りまとめた。
・社長の資質(人間性)・事業承継の完了・大手製造メーカと直に取引できる技術力と信頼性
・町工場の小回りの良さ・同規模企業にない大型射出成型機  等

改善ステップ2

会社案内としての有効性

会社案内の主目的を新規顧客の開拓ツールとしたことから、ドラフト段階での有効性評価として現業での試用を行った。具体的には社長の客先訪問時に使用してもらい、社長自身の説明の容易性や話題としての利用、さらには顧客だけで会社案内を見た時の感想等を集約した。これらを基に最終版としたが、社長への信頼感が向上したとの意見も多く、比較的営業面で社長への依存度が高い中小企業においては、社長の資質・人間性の訴求も有効である。

改善ステップ3

社員の意識向上

今回の会社案内を社員が見ることにより、あらためて会社の強みや顧客からみた会社の価値等を再認識する機会となった。従来このように全体的に取りまとめたものが無かったこともあり、日常業務の中であまり意識することのない事項ではあるが、今回の会社案内を通じて社員一同の意識共有が行えた。

成果

・会社のブランド力を強化し外部発信力を高めることで、極力上流側の最終製品製造メーカに近い商流での受注を目指し、既存の会社案内やホームページを見直し作り直しを行った。
・会社案内等は、大手製造メーカの設計技術者からも興味をもたれるように意識し作成した。
・新たな会社案内は新規開拓先訪問時のツールとしての有用性が明らかになり、また引き合い数も増加傾向にあり、今後の販路拡大が期待できる。

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