活動実績

倒産寸前の企業が利益企業へ大転換

支援内容の概要

プロフィール

江草 和彦
経営全体から取り組むべき重点課題を設定し、現場から改善案を策定し経営改善計画・バンクミーティング・実行支援を、経営者に寄り添った策定・サポートを行う。

支援コメント

支援当初から経営者及び後継者が中心となり改善案・経営改善計画策定に積極的に参画頂きました、決まった改善案を実直に実行していただいたことが成果を出せた成功要因と考えます。経営改善計画により経営全体を把握し、対策案を数値に落とし込むことにより経営幹部が改善イメージを共有できたことは実行するうえでとても大きな部分であったと感じております。業績不振や経営幹部が協力的でないとお感じの経営者の方は経営計画を策定ください。私共も専門家としてお手伝いさせて頂きます。
支援先の業界・規模:製造業 50人 年商3億円

経営状況・課題

資金繰りに窮し将来展望が見いだせずにいたところ弊社会社案内を眼にする機会があり相談を受けた。総合診断を行い全体像を把握、売上高は微増を維持していたが利益が出せず資金繰りが悪化し金融機関への返済条件変更により新規融資は困難な状況であった。法改正により設備投資の必要性にも迫られる中、目先の資金繰りにとらわれ売上重視の経営をおこなっていた結果さらに資金繰り悪化に陥っていた。原価率を意識した経営への転換が課題であった。

<Before>

<After>


改善ステップ1

経営改善計画により自社を深く知る

自社の経営状態を把握し現在の経営全体を丸ごと把握することが必要であります。なぜ利益が出ていないのか、またどこが費用として課題であるのかを把握し対策を検討する中で自社の強み・弱み・機会・脅威を整理するなかで当社の生き残るべき方向性が明らかになってきます。当社のどこが利益の源泉となるのかポイントを経営者と経営幹部が共有し、当社としてあるべき姿を未来の数値に置き換えて確認することにより経営層が明確なイメージを共有し全社一丸となり実行へ移行できます。

改善ステップ2

仕入れを入札形式に変更し競争原理を導入

資金繰り優先の仕入から脱却し、商品の品質と価格を目利きした仕入れ方式に変更した。既存仕入先と合わせて新規仕入先も積極的に開拓し季節変動にも柔軟に対応できる仕入体制を構築した。昨今自然災害や気候変動により商品の価格変動幅が非常に大きくなっておりその価格転嫁が難しい商環境にあるその環境変化に対応するため何度も協議し取り入れた方法がこの方式です。経営改善計画で策定した原価率を意識した仕入れ目標率を毎月管理し修正対策を講じる。

改善ステップ3

PDCAを回す

計画を策定し改善方法を選択したとしてもそれを計画通り実行することが実行の壁としてあります。この壁を乗り越えるにはPDCAを行うことが必要になります。当社ではKPIを設定し毎月その指標を確認し計画値に達していなければ追加の対策を行います。また全社一丸となって推し進めることにより一体感を醸成し社内のコミュニケーションが活発化することにより仕事にやりがいや達成感を得ることにより社員の成長という副産物も売ることが出来ました。

成果

オリーブや柑橘類収穫の繁忙期である10~12月以外の時期にオリーブ加工品工場の一角にてオリーブオイルドレッシングや柑橘類ジュース、ジャムなどの加工食品を生産していたが、事業基盤を整える為に小豆島内にHACCPに準拠した新たな食品製造工場を建設し、オリーブ関連商品の効率的な生産体制、HACCPに基づく品質管理体制を構築した。

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