自社商品による脱・下請け体質

支援企業概要と課題

従業員20名ほどの革製品卸売業。
大きな取引先が1社のみという状況で、コロナ禍により受注数が激減。

下請依存体質の見直しが急遽求められることとなった。複数取引先の確保も重要だが、“強い自社製品”を持つことを最重要課題として定義。自社商品の企画・開発、そしてその訴求のためウェブマーケティングをテーマとして、以下の取り組みを総合的に実施。
将来的に自社だけでの取り組みができることを目標に掲げ、支援を行った。

【商品企画力の強化】
商品企画を行ったことがないため、企画力が乏しい。そこで社長や社員の趣味や関心事などから商品化の着想を得るという視点を提案。大きな市場を狙う必要はなく、まずは小さな市場で勝ち、存在感を示すニッチ戦略を実行。
【オンライン販路開拓】
ウェブマーケティングを中心としたオンライン販路開拓の道筋を探る。社内にIT人材がいないことから、従業員の人的リソース確保、ITスキルの向上などから開始。

支援のポイント

現状把握と課題の整理のため、経営診断報告書を作成
ウェブマーケティング取り組みの優先順位づけを実施
自社商品の企画と販路の開拓方法

支援の流れ

Step1

経営診断

Step1
Step 2

取り組みの優先順位付け

Step 2
Step 3

ウェブマーケティング実施

Step 3
成果

成果の検証

成果

Step1 経営診断報告書の作成

経営診断報告書を作成。SWOT分析、財務分析、従業員の持つスキルなどの把握をしたうえで、課題を抽出。社長に現状を把握いただく。

Step2 取り組みの優先順位付け

抽出された課題について、社内で議論を実施いただく。
社内から広く商品化のアイデアを募り、コロナ禍によるキャンプブームを活かして革の特性を活かしたアウトドアグッズ(革のチェアカバー)の商品化を行うことを決定。商品化からマーケティングまでのタスクを洗い出し、社内リソースの見直しを行ったうえで、担当者を決定。プロジェクト化して進行する。

Step3 ウェブマーケティング実施

インスタグラム、Twitter、YouTube、ウェブサイトなどのオンラインツールは多岐にわたるが、各ツールの特性を理解し、用途に応じた使い分けが可能な体制構築を行う。
販路開拓手段としてクラウドファンディングも活用。希望額の20倍にもおよぶ集金を実現し、無事商品化、発送までを成功させる。社長をはじめ、従業員のモチベーションアップに大きく貢献できた。

成果の検証

自社サイト以外にサービス専用のサイトを制作、コンテンツマーケティングを行い狙ったキーワードでSEOを高めることに成功。SEOの検証ツールとして、Googleサーチコンソールを使用。

石井 里幸

支援した中小企業診断士

神奈川中小企業診断士会