売り方を見直し業績低迷を打破!秘訣は顧客目線での受注ストーリー設計にあり

支援企業概要

◇ 情報通信・IT業界
◇ 従業員50名未満
◇ 創業10年未満
◇ ベンチャー企業
◇ 自社開発のAIチャットボットサービスを大手企業や自治体向けに提供

経営課題

◇ 事業拡大に向けて営業人員を採用するものの、創業社長以外誰も受注できない問題を抱えていた。
◇ 「なぜ自分だと売れるのに、自分以外だと売れないのか」の原因を特定し、創業社長が理解する必要があった。

支援のポイント

トップセールスである創業社長の商談に同席し、成功要因を抽出
成功要因と顧客ニーズを統合した提案ストーリーを策定
営業素材を刷新、再現性のある売り方を構築し、若手にノウハウを注入

支援内容

ベンチャー企業では能力の個人差が大きく、また育成体制も不十分なため、社長やベテラン社員以外では受注が取れない、といった事象が発生しがちです。
また、育成しようにも、優秀なスタッフの主観や当たり前をベースに教育プランを設計してしまいがちで、育成が必要なスタッフの現状と乖離が大きく、意味をなさないことも多々あります。
そこで、事実を客観的に把握するため、トップセールスである創業社長の商談に同席し、売り手の目線やセールストーク、買い手の目線やニーズの確認から始めました。

いくつかの商談に実際に同席することで、第三者だから発見できる受注成功の要因や、顧客の真のニーズ、受注に至らない真の理由などを抽出することができます。
それらを顧客目線で分析し、商談相手を受注へと導くストーリーを設計していきます。

顧客ニーズを基礎としてサービスの価値と訴求点を再開発します。
そして、その価値を顧客にとって分かりやすい表現へと変換します。
新たなに開発された訴求点と顧客メッセージを基に、顧客との接点となる営業資料やWEBページをリニューアルしていきます。
そうすることで、営業パーソンの経験値によらない、再現性のある売り方へとたどり着きます。

成果

若手にノウハウ注入し受注拡大に成功

整理した顧客価値、新たに開発した顧客メッセージや営業素材、営業トークなどを、若手営業パーソンに伝授します。
計画的で丁寧な育成の実施により、トップセールスでしか受注できなかった商材を、入社したての若手営業パーソンでも受注できるようになりました。
この成功の本質は、顧客目線に立って受注ストーリーを設計することが、経験値や立場にとらわれずに営業成績を上げることにつながる、という点です。

同様の事象に悩む中小企業やベンチャー企業の皆様にも、再現可能なやり方です。
ぜひ興味があれば、ご連絡ください。

小野 慎介

支援した中小企業診断士

「勝ち筋」発見が得意なマーケティング戦略専門家。ベンチャー企業で経営陣としてIPO経験後、上場企業役員としてマーケティングや法人営業を管掌。売上アップにつなげる事業デザイン設計や顧客コミュニケーションの支援を行っている。中小企業診断士。株式会社シナリオメイク代表取締役。

神奈川中小企業診断士会